今日の輪・適当ブログ

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宝塚歌劇配信視聴・星組『ロミオとジュリエット』(B日程)

こんばんは、のわです。

 

 

本日、星組ロミオとジュリエット』B日程のライブ配信を観ました~!

kageki.hankyu.co.jp

このGWは三度目の緊急事態宣言でエンタメ・娯楽の場が縮小を余儀なくされていますね。宝塚歌劇団もその例にもれず、再びの公演中止です。つらい!

でも中止要請が出されたからといってそのままおしまいではなく、無観客でもせめてライブ配信を!と決めてくださった劇団には感謝しかないです。ライブ配信を観てステイホームですね。

 

今回は星組の『ロミオとジュリエット』、B日程の感想です。

主な配役↓

ロミオ・・・礼 真琴

ジュリエット・・・舞空 瞳

ロレンス神父・・・英真 なおき

モンタギュー卿・・・美稀 千種

モンタギュー夫人・・・白妙 なつ

キャピュレット卿・・・天寿 光希

ヴェローナ大公・・・輝咲 玲央【A】/ 遥斗 勇帆【B】

ピーター・・・輝咲 玲央【B】/ 遥斗 勇帆【A】

キャピュレット夫人・・・夢妃 杏瑠

ティボルト・・・愛月 ひかる【A】/ 瀬央 ゆりあ【B】

死・・・愛月 ひかる【B】/ 天華 えま【A】

ベンヴォーリオ・・・瀬央 ゆりあ【A】/ 綺城 ひか理【B】

パリス伯爵・・・綺城 ひか理【A】/ 極美 慎【B】

乳母・・・有沙 瞳

マーキューシオ・・・天華 えま【B】/ 極美 慎【A】

ジョン・・・天路 そら【B】/ 羽玲 有華【A】

愛・・・希沙 薫【B】/ 碧海 さりお【A】

 

ロミオとジュリエット』ってめちゃくちゃ有名なお話だしなんとなくあらすじも分かるけど、でも細かいところまではよく分からないし何度か宝塚で再演されてるけど今まで一度も観る機会がなかったので、今回のB日程の配信は超楽しみでした~!

ちなみになぜB日程なのかというと、B日程で「死」役の愛月ひかるさんの評判が良かったため気になっていたんです。「死」と「愛」は名前どおり舞台上の登場人物を待ち受ける「死」と「愛」そのものを現し、舞台に華を添えるダンサー的な役どころです。全体的に期待どおりの出来でとっても楽しめたので、この感動を文字にして残しておこうと思います!

 

 

・トップコンビの相性の良さ

礼真琴&舞空瞳コンビは『ロミオとジュリエット』にぴったりな、幼めのキャラクターも違和感なく演じることが出来るトップコンビです。ストーリー上で「愛」の導きのままに出会い、運命的に恋に落ちます。恋に恋して迷ってたロミオ、好きでもない人と結婚させられることに疑問を持っていたジュリエット、二人の情熱的だけど向こう見ずで痛々しいくらいの真っすぐな愛情表現が画面越しでも伝わってきてすごく心揺さぶられました。「子供同士の、大人からは軽んじられるけど本人たちにとっては超真剣な恋愛」の演技がめちゃくちゃハマってますねこのトップコンビ……!めっちゃキュンキュンしました。刹那的で危うい!でもこの二人を応援したい!結末は悲劇だけど……!って思いました。そして本編終了後、フィナーレで激しめのフラメンコをデュエットダンスで披露してくれます。キュンキュンほわほわした空気感もいけるしスピードと迫力あふれる空気感もいけるなんて見ごたえあるトップコンビですね。次の公演も楽しみ!

 

・愛月ひかるさんの「死」

「死」そのもののような静けさと貫禄がたまりませんでした!愛月さんの「死」は髪型がなんとなく『エリザベート』のトートのような雰囲気で、登場するたびに緊張感が走って目が離せませんでした。二番手なのに台詞のない役なんだ……って思ってたけどこれはかなりハマリ役でしたね!「僕は怖い」の場面で礼真琴さんを操り人形のようにひっぱったり霊廟で皆が嘆き悲しむ中笑っていたり、見ていてゾクゾクしました。「愛」と絡むダンスもしなやかで良かったです。

 

・トップスターの歌唱

礼真琴さん、歌上手いな!「僕は怖い」が聴きごたえありすぎて死ぬかと思いました。「世界の王」も良かった。礼真琴さんの声、好きです。

 

・メインキャストの魅力的な演技

ジュリエットのいとこのティボルトは、ジュリエットのことが昔から好きだったんだけどいとこ同士は結婚出来ない掟があるから色んな女を渡り歩いて、でもずっとジュリエットのことが忘れられなくて……っていうキャラですね。B日程では瀬央ゆりあさんが演じてます。眼光鋭くて喧嘩っ早いですがどこか危うさと儚さを感じさせる良演技でした。思っていたより出番が少ないんだなという印象ですが、その中でも強くインパクトを残したと思います。

ロミオの親友ベンヴォーリオ(綺城ひか理さん)のお兄ちゃんっぽさとマーキューシオ(天華えまさん)の手が付けられない末っ子感もめっちゃかわいかったです。「世界の王」でのテンションの高さは最高でした。綺城ひか理さんは星組に組替してから出世した感がありますね。

乳母役の有沙瞳さんは全体的にすごく上手かったですね。今回は華奢なヒロイン感を封印しておば様役に挑まれましたが、ジュリエットを本当の娘のように心配する繊細なナンバー、モンタギューの男たちの中に割って入る豪胆な演技など、今回の舞台になくてはならない存在感を見せつけました。

他にも貫禄があって重厚な雰囲気でありながらロミオとのやり取りでは軽快さも見せたロレンス神父の英真なおきさんなど、役者さんみんな魅力的でした。ただ、『ロミオとジュリエット』は名前がついている役が少なくて多くの方がモブに回らざるを得ないのがちょっと残念ですね。でも他の方々もしっかり表情をつけて踊り、舞台を盛り上げていました。

 

・スタイルおばけの舞空瞳さん

トップ娘役の舞空瞳さん、何等身なの……?って思っちゃうくらいスタイル良いですよね。手足が長くてスラッとしてます。ぶっちゃけ今回の『ロミジュリ』、一幕のジュリエットのお衣装(バルコニーの衣装と仮面舞踏会の衣装)はあまり好みではないのですが、そんなの関係ねえと言わんばかりに着こなしていたのでびっくりしました。特に仮面舞踏会でのミニスカとリボンのついたブーツはなかなかのキツさだったと思うのですが、見慣れるとむちゃくちゃかわいいし似合ってる……。もしも私が着たらクオリティの低いプリキュアのコスプレにしかならないのに、スタイルおばけすぎて震えました。

 

・曲がいい

個人的に印象的な「世界の王」「僕は怖い」「エメ」他、「天使の歌が聞こえる」「いつか」など思わず口ずさみたくなる楽曲が多いですね。舞台上で登場人物の心情を掘り下げて観客を盛り上げてくれますし、歌が好みだと作品全体を好きになっちゃいます。

 

(2021/5/30【追記】

日舞台映像(A日程)の公式動画を貼っていましたが版権の関係か削除されていたので当ブログからも削除しました。)

 

今回は無観客ライブ配信ということで、観客の拍手も届かずもどかしい思いですが、舞台に立っているタカラジェンヌを見るだけで元気をもらえる気がします。配信の準備のために劇団の上層部や現場のスタッフの方々がたくさん動いてくれたんだと思うと頭が下がる思いです。早く新型コロナが収まって、何の気兼ねもせず劇場に足を運んでタカラジェンヌに直接拍手を届けられるようになればいいなと願うばかりですね。

 

 

おしまい