今日の輪・適当ブログ

気まぐれ更新。個人の趣味ブログです。ゲームや観劇の感想を書いてみたり。「ピクミン」が一生の推し!ピクミンブルームにドハマり中!

ピクミン、それは私の一生の推し~「Hey!ピクミン」で泣いた大人の話~

はじめまして、のわと申します。

 

突然ですがをご存知でしょうか。

www.nintendo.co.jp

ピクミンとは任天堂から発売されたゲームタイトルであり、同作に登場するキャラクターの名前でもあります。2001年にゲームキューブで発売されて以来、ピクミン2」「ピクミン3とナンバリングタイトルが世に出ている作品です。「引っこ抜かれて~♪あなただけに~♪ついていく~♪」というCMソングも話題を集めましたね。

初代ピクミンのストーリーは、宇宙旅行をしていたキャプテン・オリマーの操縦する宇宙船が未知の惑星に墜落し、宇宙船のパーツが各地に散らばってしまった。この惑星の空気はオリマーにとって毒であるため、生命維持装置が動く30日の間に宇宙船を修復してこの星を脱出しないといけない!そこで出会った謎の生き物、その生き物はオリマーの故郷の食べ物"ピクピクニンジン"にそっくりだったため""と名付けられる。果たしてオリマーは30日の間にピクミンと協力して宇宙船のパーツを全て集めて、生きてこの星を脱出することができるのか!?」というものです。

「2」も「3」も細部は違えども大体こんな感じで、共通して「いかにピクミンの個性を生かして(火に強い赤ピクミン高く飛べる黄ピクミン水中で動ける青ピクミンが登場する)段取り良く目標達成できるか試す」「いかにピクミンを死なせないか(ピクミンは油断すると原生生物(=敵キャラクターのような存在)に食べられる)戦略を考える」「未知の惑星の自然や生態系を観察する」というような様々な楽しみ方が出来るゲームになっております。

 

そして今、ピクミン界隈は賑わっております。

なぜなら今秋10月30日、ピクミン3デラックス」Nintendo Switch用ソフトとして発売されることが決定したからです。

当時Wii U用ゲームソフトとして発売された「ピクミン3」に新要素が加わりボリュームアップした形になるそうです。これは楽しみです!

というかピクミンというコンテンツが動いていることだけで嬉しい…「3」が発売されたのが2013年ですから、7年ぶりですね。

youtu.be

欲を言ってしまえば、「ピクミン4」の発売を首を長くして待っています。

 

また、ピクミンはナンバリングタイトル以外にも3DS用ゲームソフトが発売されています。

それが今回の本題である「Hey!です。

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主人公はキャプテン・オリマー。そしておなじみのピクミンピクミンピクミン、更に「3」でお披露目されたピクミンピクミンが登場します。メインビジュアルにはいませんが、もちろん原生生物の代名詞的存在のチャッピーも登場します。

横スクロールアクションなので、従来のシリーズで見られたフィールドの奥行きだとか探索していく楽しさはちょっと失われちゃってるかな、という印象は拭えないですが、DSで気軽にピクミンの世界を楽しめるのってかなり良いと思ってます。布団の上でゴロゴロしながら遊べますからね。据え置き型ゲーム機だとちょっと無理ですもんね。あと、割とゲームそのものの難易度が低いです。難しいステージもあるっちゃありますが、本当に気軽に遊べます。まあ「初代みたいなシビアな世界観でもがきたいんや!」「2みたいなボリュームを求めてるんや!」「3みたいな美麗グラフィックが見たいんや!」という方々には物足りないかもしれませんが…。ただ、とある条件に当てはまる方々には激しくオススメしたいです、「Hey!ピクミン」を。

 

それは、「"ピクミン可愛い"ガチ勢」の方々です。

 

「Hey!ピクミン」に登場するピクミンたちって、とにかく「可愛い」んですよね。

綿毛を見て目をキラキラさせたり、落ちてる葉っぱで遊んだり、缶の下に閉じ込められた仲間を助けるために力を合わせていたりピクミンってこんなに可愛かったっけ!?ってくらい可愛い。2014年のショートムービーを初めて見たとき「ピクミンたちが生き生きとしてる!めっちゃ可愛い!」って思ったものですが、「Hey!ピクミン」ではそれ以上にデフォルメされた可愛らしさというか、可愛いという概念にクリティカルヒットした可愛さでピクミンという生き物が描かれているんですよね。(?)

今までのシリーズではピクミンって、可愛らしさもあるけどそれよりも生態が完全には明かされてないところとか、なぜかオリマーに協力してくれるけど本当に信用しきっていいのかな、こんなに小さいのに100匹集まるとやっぱり強いなちょっと恐ろしいな、それでもあっけなく死んでしまうな切ないな、っていうところが魅力という感じで描かれてたと思うんですけど、「Hey!ピクミン」はとにかくピクミンは可愛い!」に振り切ってます。「可愛いピクミンを求めてるんや!」っていう方にマジでオススメですよ、「Hey!ピクミン」。あと「Hey!ピクミン」はピクミンが死んじゃったときの悲壮感が薄いのも特徴ですよね。割とすぐに草むらから別のピクミン呼んで補充できますからね。ここら辺もあんまりストレス感じずに気軽にプレイできるポイントなのかなって思います。

 

で、プレイしていると必ず訪れるのがエンディング。過去シリーズでも一部のルートを除いて必ずプレイヤーはピクミンとお別れしなきゃいけないわけです。なぜなら目的を達成したら母星に帰らなくてはならないから!嫌だよ~!ピクミンとずっとずっと一緒にいたいよ!!でもオリマーには家族がいるから帰らなきゃいけない!

基本的にピクミンのエンディングって泣けるんですよね。今まで全てのピクミンシリーズをプレイしてきて幾度も泣かされてきた私です。「Hey!ピクミン」でも例外なく泣きました。というか個人的に一番泣けました。ピクミン可愛いガチ勢の方ほど泣けると思います。それでは涙腺激弱ピクミン可愛くてたまらん勢の私による回顧録をご覧ください。

今更ですが、エンディングの内容に触れますので、ネタバレOKの方だけどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

【Hey!ピクミン エンディングネタバレ】

ボス戦後。宇宙船発進に必要なエネルギーを集め、エネルギー変換装置も回収したオリマーは母星に帰還することに。でも何も知らずにオリマーの周りをぴょんぴょこ飛び跳ねるピクミンたち。なんでこんなに可愛いの…。迫る出発の時間、ピクミンとの別れを惜しみつつも宇宙船に乗り込むオリマー、盛り上がりを増すGMこれBGMがマジで反則です…。の後ろで急いでオニヨン(ピクミンの母体であり移動手段)に乗り込むピクミンたち。「またどこかに移動するんですか?ついていきます!」といわんばかり。忠犬ピク公。もうお別れしなきゃいけないのにまだピクミンは気付いてないみたい。私はこの時点で涙腺がやばかったです。飛び立つオリマーの宇宙船とオニヨン、切なさが最高潮になるBGM、宇宙船の進路を悟ったように急停止するオニヨン。そしてダメ押しのオリマーのモノローグ「さよならピクミン。私の顔面、滂沱の涙。ここで泣かずにいつ泣く?

「Hey!ピクミン」に登場するピクミンは可愛い。他のシリーズと比べて愛らしい行動が断然目立ちます。オリマーピクミンを恐れる(と書くと語弊があるかもしれませんが適切な言葉が思いつかなかったのであえてこう書きます)描写が少ない(と私は思った)からこそ「底知れない生き物感」が薄かったため、単純に別れの切なさに没入できてアホみたいに泣けたんだと思います。事情があって愛するペットとお別れしなきゃいけない、的な感情をイメージしていただけると分かりやすいかと思います。それにしてもいい年した大人が午前4時に3DS抱えて顔ベッチャベチャにしてる図、地獄絵図すぎますね。でもいいんです。ピクミンは私に大切なものを教えてくれました。

実は2017年に購入した直後にクリアしてこのエンディングムービーを一度見ているんですけど、改めて見ても泣けました。あの時もじんわり泣きましたが、何度だって泣けますね…。可愛いピクミンとお別れしなきゃいけないなんて、何度体験しても慣れないですからね…。でも泣ける体験って癖になりますよね。泣くとなんだかスッキリしますし。何度もピクミンをプレイしたくなるのってこういうことがあるからかもしれないですね。

もちろんピクミンのCMソング「愛のうた」も泣けます。ピクミンって多分私たちが考えている以上に強かな生き物だと思いますが、「愛してくれとは言わないよ」なんて言われたら愛さずにいられようか。いや、ない。(反語)

私は総合的に考えると「ピクミン2」が一番好きで、世間の評判も「2」が一番良いと思ってるんですけど、ピクミンのキャラクター性が純粋に愛おしくなるのは「Hey!ピクミン」のピクミンだと思うので、その点では「Hey!」の評価は私の中でめちゃくちゃ高いです。「愛のうた」の歌詞が似合う。本当に懐いて尽くしてくれてる感じがする。自然を楽しんで精一杯全力で生きてて、命令に忠実で愚直で愛らしくて…。あ、「Hey!」はピクミンが死んだときの悲壮感が薄い、と書いちゃいましたがそれをピクミンに知られたら「そろそろ遊んじゃおうかな、そっと出かけてみようかなんて…」って思われちゃうかな…。爆泣き待ったなし…(妄想)

ああ、「Hey!」のエンディングムービー、単体で何度でも見られる仕様じゃないのが歯がゆい…。その点「2」は親切だったなぁ。

 

 

 

↓ちなみに、他ピクミンシリーズのエンディング(ネタバレ)

 

【初代ピクミンのハッピーエンド】

→宇宙船の部品が全て集まり、無事に母星に帰る準備が整ったオリマー。いざお別れの日、オリマーは「バイバイ」のジェスチャーをしますがピクミンたちは「???」状態。結局ピクミンとコミュニケーションはとれてなかったのかな、ハァ…という雰囲気のオリマーしかし彼が旅立った後にピクミンたちは近くにいた原生生物に積極的に立ち向かっていきます。今まではオリマーが指示しないと何もしなかったのに!オリマーと過ごす中で生き残るすべを覚え、成長したピクミンたち。そして宇宙に出るオリマーの宇宙船を見送るオニヨン…。コミュニケーションとれてるじゃん!って感動しました。このとき他の色のオニヨンがたくさん出てくるので、赤・黄・青以外に種類が違うピクミンがいるんだよっていう、のちのシリーズへの布石になりましたね。この後始まる原生生物紹介ムービーは雰囲気が変わって明るい感じで面白いです。ちなみに、宇宙船の全ての部品を集めるとハッピーエンド、必要最低限の部品を集めて最終日を迎えるとノーマルエンドとなります。ノーマルエンドでは上記のエンディングムービー及び原生生物ムービーは見られません。

(ハッピーエンド、ノーマルエンドがあるってことはもちろんバッドエンドもあります…このバッドエンドはネット上では割と有名かも?)

 

ピクミン2

→社長命令によるお宝収集&後輩ルーイの回収を無事に終え、宇宙船に乗って飛び立つオリマー。飛び立った彼を地上から見上げるたくさんのピクミンたち。ふとオリマーが下を見ると、眼下に広がる色とりどりの光。ピクミンたちが葉っぱの部分を発光させ、灯りをゆらゆらさせながらオリマーを見送っているのです。宇宙を進む彼の進路を照らすような温かい光…。そして最後の別れを告げるように、オリマーの宇宙船のすぐ近くまで飛んできてくれた赤・黄・青のオニヨン。オリマーは目元に微笑みをたたえながら帰路につくのであった…。これはじんわり涙が滲みます。ピクミン2は音楽が良いんですよね。名作です。

 

ピクミン3

→主人公はオリマーではなくアルフ・ブリトニー・チャーリーの3人。故郷の食糧危機問題を解決するため食べ物を探しにやってきて、道中にオリマーと出会い、目的を達成したためオリマーと共に帰還することに。宇宙船を発進させるとピクミンたちが追いかけてきて見送ってくれる。

アルフ「これが本当の別れだと彼らも察してるのでしょうか?」

ブリトニー「ピクミンにはお世話になったわね…」

チャーリー「さらばだ!戦友(とも)よ!」

そして流れるスタッフロール、映像は自然の中で自由に暮らしているピクミンたち。この星は恐ろしい原生生物だらけですが、実際は色々な命が共存して生きている、豊かな世界とも言えます。そんな世界の平和な片隅で蝶を追いかけたり、滑り台で遊んだり、チューリップの中で過ごしていたりするピクミンたち。終盤でピクミンたちの可愛らしい合唱が始まります。「可愛い」「健気な命」「自然で生きる小さな命」という感情で頭がいっぱいになり、気付いたら思わず泣いていました。

 

何が言いたいかって言うとピクミンは最高です。普通に情操教育に良いんじゃないかなって思います。好きです、。子供の頃に出会えて良かった。大人になっても好きです。一生推し続けます。

 

おしまい