『シンエヴァ』を観て漫画版エヴァ熱が更に上がった話
こんばんは、のわです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』観てきましたーー!!(ネタバレ記事じゃないです)
これで完結なんですね、エヴァンゲリオン。私はつい最近ハマったばかりですが、ずーっと昔から追ってきたファンの方々は感無量でしょうね。
まあ、とりあえず『シンエヴァ』を観たっちゃ観たんですが、正直ストーリーの全てを理解出来ているかっていうとそういうわけではないので、ネタバレするほど語れることはないという……。なのでこの記事では『シンエヴァ』の内容には触れないのでご安心ください。
そもそもエヴァンゲリオンというコンテンツについて。私は今まで90年代に放送されていたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』から劇場版の『序』『破』『Q』『シン』に繋がっているのかと思っていたのですが、
●テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』
いわゆる旧劇場版。テレビアニメのアナザーストーリー。のちにこれらを再構成したバージョンが上映されたらしい。
●『序』、『破』、『Q』、『シン』
いわゆる新劇場版。旧劇場版とも違うアナザーストーリー。新劇場版同士で時系列の繋がりがある。『シン』でエヴァシリーズは完結。
●漫画版
キャラデザ担当の貞本義行氏によるコミカライズ。これも漫画版独自のストーリー展開。全14巻。完結済。
……ってことなんですかね!なかなか複雑……。私は今回観た『シン』とアマゾンプライムで視聴した他の新劇場版3作、そして漫画版でしかエヴァに触れていないので、俄然テレビ版と旧劇場版も観たくなってきました。でも観れば観るほど混乱しそう。私の頭で処理しきれるだろうか……。
で、タイトルに書いたとおり漫画版エヴァに触れようと思うのですが、ぶっちゃけると私は漫画版エヴァが一番好きなんです。多分テレビ版と旧劇場版を全て観た後でも、「やっぱり漫画版だな~」って言う気がします。漫画版のほうが全体的なストーリーの流れと終着点が好みで、納得感をもって読み切ることが出来たので。唯一の懸念はカヲルくんのキャラが他媒体とあまりにも違うので(私はミステリアスで完璧超人感漂うカヲルくんが好きなので笑)ついていけるかどうか心配だったのですが、この点も全く問題ナシ!そもそもシンジや他のキャラも性格がちょっと違っていたりして完全に別物として捉えられるし、さすがキャラデザ担当の方の作画なだけあって絵が上手いし、ストーリーはダレずに一貫性があるし、心情風景の演出、そしてラストの綺麗にまとまった感……。いやあ、好きですね……。
あと、シンジとレイの接触(手を繋ぐ等)に焦点を置いて、シンジとユイの繋がり(母から子への視線や愛)を印象的に描いてくれたことが素晴らしいと思います。また、終盤近くからラストシーンのアスカ、シンジがカヲルくんを手にかけたときの描写、その他色々とエモーショナルな気分になってしまう場面が多いんですよね……。みんな迷い悩んで自分や人の感情がよく分からなくなったりして、怖いけど人と触れ合う渇望があって……みたいな……。ミサトさんもちゃんとシンジの心の支えになってて良かった。
エヴァ知らないけど興味ある!って人には漫画版が一番おすすめかもしれません。ストーリーが頭に入ってきやすいので。でも、ミサトさんやゲンドウとか大人サイドの登場人物が好きな方にはどちらかというと絶賛上映中の『シン』のほうがおすすめかもしれません。『シン』を楽しむためには新劇場版を『序』から『Q』まで観てもらったほうが絶対いいです。テレビ版、旧劇場版を観ていなくても楽しめます。観ましょう!アマゾンプライムで「エヴァンゲリオン」で検索だ!
エヴァンゲリオンって作品が発表されてからかなりの年月が経ってるのに人気が衰えませんよね。クーデレ系キャラのパイオニア・綾波レイの存在、メカ系アニメだけどただのメカじゃない斬新さと若干のグロさ、そして明快すぎないストーリーで考察しがいがあってファン間の話題に上りやすく記憶から薄れないんでしょうね。ちなみに私はレイ派かアスカ派かと問われたら即答できません……。でもどちらかと言えばアスカかな?アスカは必死で頑張ってて、でも辛い目に遭ってて応援したくなるかも。でもレイもシンジとの交流で感情を学んでいく様子が愛おしい……。まあ、間をとってカヲルくんですかね……(???)
そういえばエヴァって最初のテレビアニメから声優さんは一切変わってませんよね?地味にすごいと思います。20年以上前のキャラクターの声を維持し続けるってやばくないですか?喉の管理とか、キャラクターの演技を忘れない意識とか。尊敬します……。
私はエヴァガチ勢ってほどではないですが、エヴァというコンテンツに触れられて、そしてリアルタイムで新劇場版の完結に立ち会えて良かったなって思います。伝説の幕引きを見届けられた高揚感があります。でも、昔からエヴァを追っていた人たちにとっては青春にようやく一区切りをつけられた感じですかね。とりあえず、近日中にもう一回『シン』を観に行く予定です。
おしまい